β遮断薬という、頭痛の予防薬のひとつがあります。
これは血圧の薬で、血圧の高い方が血圧値を下げるようにコントロールするために服用する薬です。なぜその血圧の薬が頭痛の予防薬かといえば、血管の収縮から始まり、のちに拡張することで発生することを防ぐ、つまり血圧が安定していれば、血管の収縮・拡張も無く、頭痛が起きないのです。
自律神経とは、体の変化に反応して、多くの臓器の調節を行う神経です。自律神経は、活発な活動を行えるように働く交感神経と、休息をはかる方向に働く副交感神経とに分けられます。
ノルアドレナリンが交感神経の神経伝達物質で、これが細胞表面の受容体というところに結合することによって交感神経の興奮が心臓や血管に伝わるという仕組みなのです。
交感神経には、αとβという二つの受容体があり、心臓にはβ受容体の方が分布しています。心臓の活動が活発になると、血液の循環量が増加するため、血管壁にかかる圧力が高まり、血圧も上がります。そこで登場するのが「β遮断薬」です。
β遮断薬は、β受容体の働きを抑え、心臓の活動量を適正に保つことで、血液循環量を減少させて血圧を低下させます。その結果として頭痛を予防するのです。
塩酸プロプラノロール・酒石酸メトプロロール・アテノロール・エプラジロールなどがあり、いずれも医師に処方してもらう必要がある薬です。
