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環状島=トラウマの地政学 |宮地 尚子

環状島=トラウマの地政学環状島=トラウマの地政学
宮地 尚子
みすず書房 刊
発売日 2007-12-20


【当事者性、アイデンティティをどうさばくか】 2008-06-02

「支配としてのDVー個的領域のありか」(『現代思想』vol.33-10、2005年)以来、注目していた宮路尚子が2007年に上梓した著作。



 ともすれば、”経験と発話”一般の関係というのは、「当事者しか語る資格が無い」「当事者性の中心に近づけば近づくほど発言する資格が与えられる」という、「当事者>>>非当事者」=「発話力大>>>発話力小」という比例関係と捉えられがちだ。



 それに対し、宮地は、DVといったトラウマを生じさせる体験について、「爆心地=ゼロ地点に近づくほど”語れなく”なる」=中央に深く沈んだ内海があり、環状に顕在化した(=語れる)回復者・軽度被害者・支援者等が存在し、その外海には非当事者が居るという「環状島モデル」を示す。



 この環状島モデルによって、「語れない当事者」の姿はもちろん、「”語れる”自分は、本当は”被害者”としては軽い存在なのではないか? ”ほんとうの被害者”に対して加害者的になってしまっているのでは? と自らを貶めてしまう当事者」といった姿も描写が可能になっている。


 同モデルを敷衍することで、アイデンティティポリティクス&本質主義が陥った過ちをどう解決するか?まで述べている章もある。



 もちろん、この環状島モデルにしても、「まったき被害者・当事者としてのゼロ地点」という”環の中心”には被害者性しか捕らえられておらず、被害者がまとう加害者性というものは「外部との関係によって生じる」地位としてしか捉えられていない可能性もある。それでは、「特定の関係性へアディクトしてしまうことで、加害性/被害性をアマルガム的に醸成させてしまった結果としてのDVあるいは支配関係」が捉えられそこなうおそれはありはしないか? そこをどうクリアするのか? も含めてじっくりと読み進めていこうと思う。


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環状島=トラウマの地政学 をご紹介します。
最近、年齢のせいかもしれませんが、どうも疲れやすくなった感じがします。
その時、友達から薦められたのが、この環状島=トラウマの地政学 です。
美容と健康は正しい知識を持って、自分で意識して生活するかどうかで、随分変わってくると思うのです。
この環状島=トラウマの地政学 は大変参考になりました。
解っているようで、解っていなかったことに気づきました。
日本は、戦後、すっと平均寿命がのび、今や世界でも長寿国の1つに数えられるようになりましたが、どうせなら、健康で長生きしたいですね。

ぜひこの 環状島=トラウマの地政学 を読んでみてください。読んで良かったと思えると思いますので…。

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